
スマスロ「革命機ヴァルヴレイヴ(ヴヴヴ)」は、その圧倒的な出玉性能で多くのスロッターを魅了し続けています。
しかし、その一方で仕様を深く理解せずに挑むと、大きな失敗や後悔に繋がることも少なくありません。多くの方が、ヴヴヴの天井期待値について正確な情報を求めているのではないでしょうか。
この台で勝ちを目指すには、単純なゲーム数天井だけでなく、ボーナス間天井やCZ間期待値、さらにはAT間天井の期待値といった複雑な要素を理解することが不可欠です。
また、スルー天井の仕様や強力な天井の恩恵、朝イチのリセット後の天井やリセット期待値についても、知っているか否かで収支に大きな差が生まれます。
この記事では、そうしたヴヴヴの天井に関するあらゆる情報を網羅し、データに基づいた合理的な立ち回りができるよう、各狙い目を徹底的に解説します。
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4種類の天井仕様と具体的な狙い目G数
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リセット後やAT間ハマりなど状況別の期待値
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スルー回数の正しい数え方とデータでの確認方法
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リスクを抑えつつ勝率を上げるためのヤメ時
ヴヴヴの天井期待値を左右する4つの天井の詳細
ヴヴヴで勝つための第一歩は、搭載されている4種類の天井システムを正確に理解することです。
それぞれの天井は発動条件や恩恵が異なり、期待値にも大きく影響します。ここでは、各天井の基本的な仕様と狙い目について解説していきます。
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CZ当選に関わるヴヴヴのゲーム数天井
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強力な恩恵を持つヴヴヴのボーナス間天井
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天井1500Gの期待値はどれくらいか
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2種類あるヴヴヴのスルー天井を解説
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必ず覚えておきたいヴヴヴの天井恩恵とは
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具体的なCZ間期待値の狙い目とは
CZ当選に関わるヴヴヴのゲーム数天井
まず基本となるのが、液晶左下のゲーム数カウンターを基準とした天井です。これは最大1000G+αでCZ「共闘Vチャレンジ」に当選するという仕様になっています。
このゲーム数天井は、通常時に滞在している4つの内部モード(A, B, C, D)によって管理されており、最も深い天井である1000Gが選択されるのはモードA滞在時です。他のモードに滞在していれば、より浅いゲーム数でCZに当選します。
各モードの天井ゲーム数
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モードA: 1000G+α
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モードB: 700G+α
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モードC: 500G+α
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モードD: 300G+α
注意点として、これはあくまでCZ当選が確定するだけで、ボーナス当選が保証されるわけではありません。
また、参照するのはデータカウンターのゲーム数ではなく、液晶左下のカウンターである点を間違えないようにしましょう。
特にモードB以上では液晶ゲーム数の進みが実ゲーム数より早くなるため、見かけ上のハマリゲーム数に惑わされない観察が求められます。
強力な恩恵を持つヴヴヴのボーナス間天井
次に解説するのは、本機で最も強力な救済措置の一つであるボーナス間天井です。これは、データカウンター上の実ゲーム数でボーナスもATも当選しないまま1500G+αを消化すると、ボーナスが確定するというものです。
CZをなかなか突破できない、あるいはCZ自体が引けないといった厳しい展開が続いた場合の最後の砦となります。CZ間天井とは異なり、ボーナス当選まで保証されているため、恩恵としては非常に強力です。
したがって、深いゲーム数までハマっている台は、このボーナス間天井到達を視野に入れたハイエナの絶好のターゲットとなり得ます。ただし、発動条件が1500Gと非常に深いため、中途半端なゲーム数から狙うと大きな投資を強いられるリスクも伴います。
天井1500Gの期待値はどれくらいか
ボーナス間1500Gの天井は恩恵が強力な分、期待値も高くなる傾向にあります。ただし、その期待値は打ち始めるゲーム数によって大きく変動します。
一般的に、交換率や持ちメダルの状況にもよりますが、多くの期待値計算サイトではボーナス間800Gあたりからプラス域になり始めると言われています。
より安全に、そして高い時給を求めるのであれば、900G以上のハマリ台を狙うのが一つの目安となるでしょう。
交換率・条件 |
推奨ボーダー(時給2000円程度) |
等価交換・再プレイ無制限 |
約820G~ |
5.6枚交換・現金投資 |
約900G~ |
これらの数値はあくまで平均値であり、一回の実践で必ず勝利できることを保証するものではありません。ヴヴヴは非常に荒い機種であるため、期待値がプラスの台を打っても、展開次第では大敗する可能性も常に念頭に置いておく必要があります。
2種類あるヴヴヴのスルー天井を解説
ヴヴヴには、ゲーム数ハマリとは別に「スルー回数」を条件とする天井も2種類搭載されています。これらを把握しているかどうかで、立ち回りの精度が格段に変わります。
CZスルー天井
1つ目は、CZ「共闘Vチャレンジ」を7回連続で失敗(ボーナス非当選)すると、次に訪れる8回目のCZでボーナス当選が確定する天井です。データカウンターの履歴でCZの突入回数とボーナス当選の有無を確認し、スルー回数を数えることが鍵となります。
決戦ボーナススルー天井
2つ目は、決戦ボーナス(RB)に当選し、AT「革命RUSH」に4回連続で非突入だった場合に発動します。この条件を満たすと、次に当選する5回目のボーナスが、AT突入期待度の高い「革命ボーナス(BB)」へ昇格することが確定します。これは非常に強力な恩恵であり、決戦ボーナスが3回連続でスルーしている台は、AT間ゲーム数が浅くても狙う価値が十分にあります。
これらのスルー天井を狙う際は、データカウンターの履歴を正確に読み解くスキルが不可欠です。
ヴヴヴの天井恩恵とは?必ず覚えよう!
これまで解説してきた4種類の天井について、それぞれの発動条件と恩恵を整理します。どの天井がどのような恩恵をもたらすのかを正確に把握し、台選びの判断材料としましょう。
天井の種類 |
発動条件 |
恩恵の内容 |
恩恵の強さ(目安) |
CZ間天井 |
液晶カウンターで1000G+α消化 |
CZ「共闘Vチャレンジ」に当選 |
★☆☆☆ |
ボーナス間天井 |
実ゲーム数で1500G+α消化 |
ボーナスに当選 |
★★★☆ |
CZスルー天井 |
CZを7回連続で失敗 |
次回(8回目)のCZでボーナスに当選 |
★★☆☆ |
決戦ボーナススルー天井 |
決戦ボーナスで4回連続AT非突入 |
次回(5回目)のボーナスが革命ボーナスに昇格 |
★★★★ |
このように、恩恵の強さには明確な差があります。特に「決戦ボーナススルー天井」はATへの道が大きく開かれるため、最優先で狙いたい天井と言えます。複数の天井が複合しそうな台を見つけ出すことが、ヴヴヴ攻略の醍醐味の一つです。
具体的なCZ間期待値の狙い目とは
CZ間天井狙いは最も基本的な立ち回りですが、その期待値は打ち始めのゲーム数に大きく左右されます。他の要素(スルー回数など)を一切考慮しない場合、プラスの期待値を得るためにはある程度のハマリが必要です。
多くの情報サイトでは、等価交換でおおよそ650Gあたりが損益分岐点(104%ボーダー)とされています。安定した勝利を目指すのであれば、700G以上ハマっている台を狙うのが堅実な立ち回りと考えられます。
ただし、これはあくまで純粋なゲーム数のみを見た場合の目安です。例えば、CZ前兆の期待度を示す液晶下部のマスが「白」のまま前兆に発展して失敗した場合などは、高モード滞在の可能性が高まるため、狙い目となるボーダーを多少下げて柔軟に立ち回ることも有効な戦略です。
ヴヴヴの天井期待値と状況別に見る狙い方
ヴヴヴの期待値は、ゲーム数やスルー回数だけでなく、台が置かれている「状況」によっても大きく変化します。
特に朝イチのリセット後や、ATに長い間突入していない台の扱いは重要です。ここでは、より具体的で実践的な状況別の狙い方について掘り下げていきます。
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朝イチに有効なヴヴヴのリセット天井狙い
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設定変更時に狙うヴヴヴのリセット期待値
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ヴァルヴレイヴのAT間ハマりは最重要
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ヴァルヴレイヴのAT間天井の見方を解説
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AT間天井の期待値とスルー回数の関係
朝イチに有効なヴヴヴのリセット天井狙い
設定変更(リセット)が行われた台の朝イチは、チャンスとなる可能性があります。リセット後は内部モードが再抽選され、天井ゲーム数がリセットされるからです。
解析情報によれば、設定変更時は約25%で最も天井が浅いモードD(300G+α)が選択されると言われています。さらに、高設定ほど上位モードが選択されやすいという特徴もあるため、ホールの傾向を掴んでいれば朝イチからの立ち回りが有効になります。
ただし、スマスロである本機には有利区間ランプが存在しないため、外見から設定変更を見抜くことは困難です。前日の最終ゲーム数がハマっている台が翌日0Gになっていればリセット濃厚と判断できますが、これはホール側の対策次第です。0Gから闇雲に打つのではなく、ある程度回されてモードDの天井付近で空いた台を狙うなど、状況に応じた判断が求められます。
設定変更時に狙うヴヴヴのリセット期待値
設定変更後の0Gから打ち始めた場合の期待値は、選択されたモードによって天国と地獄に分かれます。仮にモードD(天井300G)やモードC(天井500G)が選択されていればプラスの期待値が見込めますが、モードA(天井1000G)が選択された場合は大きなマイナスとなってしまいます。
したがって、0Gからのリセット狙いは、高設定が期待できる特定のイベント日などを除き、リスクが高いと言わざるを得ません。
より現実的な戦略は、朝イチ台の中からモード示唆演出をチェックしたり、300G前後や500G前後でやめられた台を狙ったりすることです。これにより、リスクを抑えつつリセットの恩恵を受けられる可能性が高まります。いずれにしても、リセット後の期待値は「高モードが選択されていること」が前提となる点を忘れてはいけません。
ヴァルヴレイヴのAT間ハマりは最重要
ヴヴヴのハイエナにおいて、最も意識すべき指標が「AT間のハマリゲーム数」です。これは、複数の天井条件が複合する可能性を秘めた、お宝台を発見するための最重要項目と言えます。
なぜなら、ATに当選しない限り、CZスルー回数や決戦ボーナススルー回数はリセットされないからです。つまり、AT間でハマればハマるほど、ゲーム数天井だけでなくスルー天井も同時に近づいていくことになります。
例えば、「AT間1300Gハマり、CZ5スルー、決戦ボーナス2スルー」といった台があったとします。この台は、ボーナス間天井が目前であると同時に、各種スルー天井の恩恵も受けられる可能性を秘めた、非常に期待値の高い状態です。データカウンターを見る際は、単純なボーナスからのゲーム数だけでなく、最後のATからどれだけハマっているかを必ず確認する癖をつけましょう。
ヴァルヴレイヴのAT間天井の見方を解説
「AT間天井」という公式な天井は存在しません。しかし、前述の通りAT間のハマリを把握することは極めて重要です。その確認は、主に台の上部に設置されたデータカウンターで行います。
データカウンターの確認手順
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大当り履歴を開く: まず、データカウンターの履歴表示機能を使います。
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最後のAT当選を探す: 履歴の中から、「AT」「RUSH」「革命」「超革命」といった表記の最終当選箇所を見つけます。ホールによって表記は異なります。
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ATからの総ゲーム数を確認: 最後のAT当選からの現在の総ゲーム数を確認します。これがAT間ハマリゲーム数です。
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スルー回数を確認: 最後のAT当選後から現在までの間に、「RB」や「決戦」といったボーナスに何回当選し、ATに繋がっていないか(スルーしているか)を数えます。
この手順で、「AT間ゲーム数」と「ボーナススルー回数」を正確に把握することが、ハイエナの第一歩となります。ホールのデータカウンターの仕様に慣れることも大切です。
AT間天井の期待値とスルー回数の関係
AT間ハマリの期待値は、ゲーム数単体で見るのではなく、ボーナスのスルー回数と組み合わせることで真価を発揮します。スルー回数を重ねるごとに、上位モードへの移行期待度やスルー天井発動が近づき、AT当選へのハードルが下がるため、期待値は飛躍的に上昇します。
例えば、AT間800Gハマリという台でも、決戦ボーナスを3回スルーしていれば、非常に高い期待値を持つお宝台に変わります。特に、決戦ボーナス4スルーが確定している台は、次回ボーナスで革命ボーナスが確定するため、AT間ゲーム数を問わず0Gからでも狙う価値があると言われています。
ただし、注意点もあります。例えば、モードD天井でボーナスに当選した場合、その後のモードはB以下に転落している可能性が高くなります。スルー回数が重なっていても、直前の当たり方によってはモード期待度が下がっているケースもあるため、総合的な判断が求められます。
ヴヴヴの天井期待値を左右する4つの天井:総括
この記事では、スマスロ「革命機ヴァルヴレイヴ(ヴヴヴ)」の天井期待値について、4種類の天井仕様から状況別の狙い目まで詳しく解説してきました。
最後に、本機のハイエナで勝率を上げるための重要なポイントをまとめます。
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ヴヴヴには4種類の天井が存在する
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CZ間天井は液晶1000G+αでCZ当選
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ボーナス間天井は実ゲーム数1500G+αでボーナス当選
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CZスルー天井はCZ7回連続失敗で次回CZがボーナスに
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決戦ボーナススルー天井は4連続スルーで次回が革命ボーナスへ
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恩恵の強さは決戦スルー > ボーナス間 > CZスルー > CZ間の順
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天井期待値は打ち始めのゲーム数やスルー回数で大きく変動する
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ボーナス間天井狙いは800G~900Gあたりが目安
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最も重要な指標はAT間のハマリゲーム数
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AT間でハマるほど複数の天井条件が複合しやすくなる
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データカウンターで最後のAT当選からのゲーム数とスルー回数を確認する
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決戦ボーナス4スルーの台は0Gからでも狙う価値がある
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リセット後はモードが再抽選され、約25%で天井の浅いモードDが選択される
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朝イチ0Gからの全ツッパはリスクが高いため注意が必要
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期待値はあくまで平均値であり、ヴヴヴの荒さを理解しておくことが大切