
スマスロ「モンキーターンV」を遊技していると、払い出し音もなく静かに出現する「5枚役」。この5枚役とはなにを意味するのか、その破壊力えぐいとまで言われる役割に興味を持った方も多いのではないでしょうか。
この小役には特大設定差が設けられているとの情報もあり、朝一は要チェックの重要な判別要素です。しかし、本当に5枚役出現に設定差はあるのか、またその信頼度はどの程度で、5枚役はあてにならないのかといった疑問も尽きません。
この記事では、モンキーターン五枚役の基本的な停止形や5枚役の確率、そして5枚役の取りこぼしに関するリスク、さらにカウンターを使った正確な5枚役の数え方まで網羅的に解説します。
加えて、5枚役はAT中も出現するのかという基本的な疑問にもお答えし、便利なツールを使った判別のポイントも紹介。
本記事を読めば、5枚役に関するあらゆる疑問が解消され、より深くモンキーターンVを楽しめるようになるはずです。
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5枚役の基本的な役割と確率
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設定差の有無と具体的な数値
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正確なカウント方法と便利なツール
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総合的な設定判別のコツと注意点
目次
モンキーターン五枚役の信頼度や確率
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そもそも5枚役とはなに?その役割
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覚えておきたい5枚役の確率
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見逃し注意!5枚役の停止形
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モンキーターン5枚役の取りこぼしは起きる?
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5枚役はAT中も出現するのか?
そもそも5枚役とはなに?その役割
スマスロ「モンキーターンV」における5枚役とは、通常時およびAT中を問わず出現する、払い出し枚数が5枚の小役のことです。この機種のベル(ペラ揃い)の払い出しは1枚であるため、5枚役は出玉のベース、つまりコイン持ちを支える上で非常に重要な役割を担っています。
多くの機種では、ベルが主なコイン持ちを支える役ですが、モンキーターンVではこの5枚役がその役割の大きな部分を占めます。特筆すべきは、5枚役成立時には払い出し音が発生しない点です。そのため、意識していないとクレジットが増えたことに気づきにくく、「コイン持ちが悪い」という印象を持ってしまうかもしれません。
しかし、実際にはこの静かな5枚役がコンスタントに成立することで、見た目上のハズレ目でも出玉を獲得しており、遊技の根幹を支えています。一部で「破壊力えぐい」とまで言われるのは、この5枚役の出現率に大きな設定差が存在すると言われているためです。高設定ほど頻繁に出現し、長時間遊技した際の総獲得枚数、ひいては機械割に直接的な影響を与えることから、設定判別における最重要項目の一つと考えられています。
覚えておきたい5枚役の確率
5枚役の出現確率には、設定ごとに大きな差が設けられているとされています。高設定ほど出現率が高く設計されており、これが設定判別において有力な手がかりとなります。
ただし、一点注意が必要です。これから紹介する確率は、メーカーから公式に発表された解析情報ではなく、多くの実践値や情報サイトの調査によって導き出された参考値です。そのため、情報ソースによってわずかな差異が見られる場合がありますが、高設定ほど優遇されているという傾向は共通しています。
設定 | 5枚役の出現確率(参考値) |
設定1 | 約1/38.1 |
設定2 | 約1/36.8 |
設定4 | 約1/30.2 |
設定5 | 約1/24.5 |
設定6 | 約1/22.5 |
このように、設定1と設定6とでは出現率に約1.7倍もの差が存在します。これは、1000ゲーム遊技した場合、設定1では約26回、設定6では約44回出現するという計算になり、その差は歴然です。
もちろん、パチスロは確率のゲームであるため、短時間では理論値通りに収束しないことも多々あります。低設定でも5枚役が連続して出現することもあれば、高設定でもハマってしまうことは珍しくありません。したがって、この確率だけを過信するのは危険ですが、長時間遊技すればするほど、データは理論値に近づいていくと考えられます。
見逃し注意!5枚役の停止形
5枚役は払い出し音がないため、成立したかどうかはリールの停止形(出目)と、サブ液晶に表示される払い出し枚数セグで確認する必要があります。見逃してしまうと正確なカウントができなくなるため、主な停止形は覚えておくのが得策です。
現在、確認されている主な5枚役の停止形は以下の通りです。
主な5枚役の出目
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右下がりに「ベル・リプレイ・リプレイ」
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右下がりに「ベル・ベル・リプレイ」
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右下がりに「ベル・リプレイ・チェリー」
これらの出目は、一見するとハズレ目や他の小役と見間違いやすい配列ですが、モンキーターンVでは5枚の払い出しがある重要な小役です。
もし、全ての停止形を覚えるのが難しいと感じる場合は、リール右側にあるサブ液晶の払い出し枚数セグに注目しましょう。5枚役が成立した際には、このセグに「5」という数字がはっきりと表示されます。毎ゲーム、このセグを確認する癖をつけることで、出目を見逃してしまっても確実にカウントすることが可能です。正確な設定判別の第一歩は、この地道な確認作業から始まります。
モンキーターン5枚役の取りこぼしは起きる?
結論から言うと、通常の遊技方法である順押し(左リールから停止)や、ハサミ打ち(左・右リールの順で停止)を遵守している限り、5枚役を取りこぼす心配はほとんどありません。リール制御によって、これらの打ち方では5枚役がきちんと揃うように設計されています。
しかし、注意すべきは変則押しを行った場合です。例えば、中リールや右リールから最初に停止させるような特殊な打ち方をすると、成立していた5枚役を取りこぼしてしまう可能性があります。
取りこぼしが発生した場合のデメリットは2つあります。一つは、単純に5枚のコインを損してしまうこと。これが積み重なると、無視できない差枚数の損失につながります。そしてもう一つ、より重要なデメリットが、設定判別の精度を著しく下げてしまうことです。
もし5枚役を取りこぼしてしまえば、カウンターでカウントしている数値と、台が実際に内部で成立させている回数にズレが生じます。その結果、本来は高設定の挙動を示していたかもしれない台を、5枚役確率が悪いと誤って判断し、手放してしまうといった機会損失につながりかねません。設定判別を正確に行うためにも、特別な意図がない限りは、推奨されている順押し、またはハサミ打ちで遊技することを心がけましょう。
5枚役はAT中も出現するのか?
はい、5枚役はAT「SGラッシュ」の最中にも出現します。そして、その出現確率は通常時と変わらないとされています。これは設定判別を行う上で非常に重要なポイントです。
AT中はゲーム数の上乗せやセット継続といったゲーム性に集中しがちで、小役のカウントを怠ってしまうことがあります。しかし、設定差のある5枚役はAT中もカウントし続ける必要があります。
5枚役確率を算出する際の分母となる総ゲーム数には、当然ながらAT中の消化ゲーム数も含まれます。そのため、分子である5枚役の出現回数も、通常時とAT中を合算してカウントしなければ正確な確率は算出できません。
AT中は目まぐるしく状況が変化するため、カウントを続けるのは大変かもしれません。ですが、サブ液晶のゲーム数表示機能などを活用し、AT終了後などに総ゲーム数と5枚役の回数を照らし合わせて確率を計算する習慣をつけることが大切です。高設定を掴むためには、AT中も冷静に状況を把握し、地道なデータ収集を続ける姿勢が求められます。
モンキーターンの五枚役を使った設定判別のコツと特大設定差
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5枚役出現に設定差はあるのか?
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特大設定差は朝一に要チェック
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カウンターを使った5枚役の数え方
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便利な判別ツールの活用ポイント
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5枚役の信頼度は?あてにならないのか考察
5枚役出現に設定差はあるのか?
前述の通り、5枚役の出現率には明確な設定差が存在すると考えられています。これは、モンキーターンVの設定判別において最も重要な要素の一つと言っても過言ではありません。
高設定、特に設定6を目指して立ち回る際には、この5枚役確率を無視することはできません。なぜなら、ATの初当たり確率やモード移行率といった他の設定差要素は、展開やヒキに左右される部分が大きいからです。もちろんそれらも重要な要素ですが、終日を通して安定してサンプルを稼げる5枚役は、設定を推測する上での客観的で信頼性の高い指標となり得ます。
設定1と設定6では、終日8000ゲーム回したと仮定すると、理論上は5枚役の出現回数に70回以上の差が生まれる計算です。これは獲得枚数に換算すると350枚以上の差となり、出玉率(機械割)に直接影響を及ぼしていることが分かります。この事実からも、メーカーが高設定の優位性を担保するために、5枚役の出現率に意図的に差を設けていると考えるのが自然です。
特大設定差は朝一に要チェック
この特大とも言える設定差は、特に朝一から設定狙いで立ち回る際に強力な武器となります。多くの設定判別要素は、ある程度ゲーム数を消化し、ATに複数回当選しないと見えてきませんが、5枚役は1ゲーム目からカウントできるからです。
朝一の台選びで狙い台に座れたら、まずは5枚役をカウントしながら遊技を進めましょう。もちろん、最初の100ゲームや200ゲームで判断するのは早計ですが、例えば1000ゲームを消化した時点で、確率が設定1の近似値を大きく下回るような状況であれば、その台を追い続けるかどうかの判断材料になります。
チェックポイントの目安
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500ゲーム時点: 大まかな傾向を把握。設定6の理論値(約22回)から大きく離れていないかを確認。
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1000ゲーム時点: 推測の精度が少し上がる。設定4以上の理論値(約33回以上)に達しているかが一つの目安。
ただし、これはあくまで目安です。前述の通り、確率は短期的に大きくブレる可能性があります。朝一の挙動が悪くても、その後急激に確率が収束することもあります。5枚役の数値は重要な判断材料ですが、他の要素(周期到達時の挙活や激走チャージ終了時のセリフなど)と合わせて総合的に判断し、早すぎる見切りで高設定を捨ててしまわないよう注意が必要です。
カウンターを使った5枚役の数え方
5枚役の出現率を正確に把握するためには、物理的な小役カウンターやスマートフォンのカウンターアプリを使用することが最も確実で推奨される方法です。
遊技に集中していると、特にAT中やチャンスゾーン中などは、手動で記憶したりメモを取ったりするのは非常に困難です。カウントを忘れたり、回数を間違えたりといったミスが発生しやすく、それではせっかくの判別要素が台無しになってしまいます。
カウンターの基本的な使い方
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カウンターの準備: 物理的なカウンター(通称カチカチくん)か、スマホアプリを起動していつでも押せる状態にしておきます。
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カウントの実行: 5枚役が成立するたびに、カウンターのボタンを1回押します。リール上の出目とサブ液晶の払い出し枚数セグの両方を確認すると、より確実です。
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データ記録: キリの良いゲーム数(例:1000ゲームごと)やAT終了時などに、台のデータカウンターに表示されている総ゲーム数と、自分のカウンターの回数をメモします。
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確率の計算: 「5枚役の出現回数 ÷ 総ゲーム数」で確率を算出します。
この作業を繰り返すことで、設定推測の精度は格段に向上します。カウンターを使うことで、カウント作業から意識を解放し、ゲームの展開や他の重要な設定示唆演出に集中できるという大きなメリットもあります。
便利な判別ツールの活用ポイント
自分で確率を計算するのが面倒だと感じる方や、より客観的な視点で設定を推測したい方には、インターネット上で公開されている「設定判別ツール」の活用がおすすめです。
これらのツールの多くは無料で利用でき、総ゲーム数と5枚役の出現回数を入力するだけで、瞬時に確率を計算し、各設定の期待度をグラフなどで視覚的に示してくれます。
判別ツールの効果的な使い方
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データ入力: 遊技をしながら、定期的に総ゲーム数と5枚役の回数をツールに入力します。5枚役だけでなく、AT初当たり確率など、他の判別要素も同時に入力できるツールが多く便利です。
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期待度の確認: 入力されたデータに基づき、ツールが算出した設定1~6のそれぞれの期待度(パーセンテージ)を確認します。
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推移の観察: データを更新していくことで、設定期待度がどのように推移していくかを観察します。最初はブレが大きくても、ゲーム数を重ねるごとに特定の設の期待度が高まっていく傾向が見られることがあります。
ただし、ツールはあくまで入力された数値に基づいて確率論的な答えを出す補助的な道具に過ぎません。AT終了画面で「金トロフィー(設定4以上確定)」のような確定的な示唆演出が出現した場合は、たとえツールが低設定を示唆していても、確定演出の方を信じるのが絶対です。ツールを賢く活用し、面倒な計算は自動化しつつも、最終的な判断は自分自身の目と知識で行うことが重要です。
5枚役の信頼度は?あてにならないのか考察
「モンキーターンの5枚役はあてにならない」という意見を耳にすることがありますが、これは半分正しく、半分は誤解と言えます。
この言葉の真意は、「5枚役の出現率“だけ”を根拠に、短時間で設定を判断するのは危険である」ということです。前述の通り、パチスロの確率は収束するまでに膨大な試行回数を必要とします。数百、あるいは1000~2000ゲーム程度では、ヒキ次第で確率が大きく上下に偏ることは日常茶飯事です。高設定を打っているのに設定1以下の確率で推移することもあれば、低設定が設定6を遥かに上回る数値を叩き出すこともあります。
この確率のブレやすさから、5枚役単体の信頼度は、AT終了画面のトロフィーやAT中の獲得枚数表示といった、より直接的な設定示唆に比べると低いと言わざるを得ません。
しかし、だからといって5枚役が全くあてにならない無意味な要素というわけではありません。長時間遊技した際の5枚役確率は、その台の設定を推測する上で最も客観的でブレの少ない指標の一つです。
要するに、5枚役は「メインの判別要素」ではなく、「他の判別要素を補強するための強力な補助材料」と位置づけるのが最も適切な考え方です。AT初当たりは良いが、5枚役が悪い。あるいはその逆など、他の要素と矛盾する挙動を示した際に、総合的に判断するための重要なピースとなるのです。
モンキーターン五枚役との向き合い方:総括
この記事で解説してきた「スマスロ モンキーターンV」の5枚役に関する重要なポイントを、最後にまとめます。
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5枚役は出玉のベースを支える重要な小役
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通常時とAT中を問わず出現する
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払い出し音がないため目視での確認が必須
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主な停止形は右下がりのベル・リプ・リプなど
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払い出し枚数セグの「5」でも確認できる
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出現確率には明確な設定差が存在する
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高設定ほど5枚役の出現率が高い
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設定1と設定6では約1.7倍の差がある
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順押しやハサミ打ちなら取りこぼしの心配はほぼない
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変則押しは取りこぼしのリスクがある
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AT中も通常時と同じ確率で出現しカウント対象となる
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朝一からの設定狙いでは特に重要なチェック項目
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正確なカウントには小役カウンターやアプリが有効
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設定判別ツールを使えば確率計算や期待度の把握が容易になる
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短時間での確率のブレが大きく単体での信頼度は低い
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他の判別要素と合わせて総合的に判断する補助材料と捉えるのが最善