
スマスロ「からくりサーカス」を遊技する上で、AT当選の鍵を握る内部モードのシステムは非常に複雑です。
多くの方が、からくりサーカスでのスロットのモードについて、現在のモード判別の方法や、AT後のモード移行率の仕組みが分からず、最適なヤメ時に悩んでいるのではないでしょうか。
特に、モードBの後はモードCに行きやすいのか、といった具体的な挙動や、モードB、モードCそれぞれの期待値について正確な知識を持つことは、立ち回りの上で欠かせません。
また、出現するモード示唆画面が何を示しているのか、前兆中のモード示唆をどう読み取るか、さらにはロングフリーズとモードCの関係性など、疑問は尽きないことでしょう。
この記事では、そうした疑問を全て解消するため、通常時のモード画面の見方から詳細なモード示唆の内容まで、あらゆる情報を網羅的に解説します。
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各モードの具体的な特徴と天井ゲーム数
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モード移行率の抽選タイミングと仕組み
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示唆画面や演出からモードを判別する方法
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モードごとの期待値を考慮した立ち回りのポイント
からくりサーカス(スロット)でのモードの基本特徴と移行抽選
パチスロ「からくりサーカス」の通常時は、AT当選までのゲーム数を管理する4種類の内部モードによって制御されています。
ここでは、各モードの基本的な性能と、少し特殊なモード移行の抽選システムについて掘り下げていきます。
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モード移行率の仕組みと特徴
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モードBの後はモードCに行きやすいのか?
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天国移行も期待できるモードBの期待値
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AT当選が確定するモードCの期待値
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AT直撃の恩恵があるモードCとは
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フリーズ発生時はモードCが確定か?
モード移行率の仕組みと特徴
本機のモードシステムは、ATやCZが終了するたびに次回のモードを抽選する一般的な仕組みとは異なり、あらかじめ先の展開が決まっているという大きな特徴を持っています。具体的には、内部的に「現在滞在しているモード」に加えて、「その先の4回分のモード」、合計5回分のモードテーブルがセットで決定されるのです。
このモードテーブルが新たに一括で抽選される主なタイミングは以下の通りです。
抽選タイミング | 特徴 |
設定変更時 | 5回分のモードを一括で再抽選。初回はモードCが選択されやすい。 |
上位AT「超からくりサーカス」終了後の「運命の一劇」失敗時 | 5回分のモードを一括で再抽選。初回は天国(約40%)が選択されやすい。 |
エンディング(差枚数+2400枚)到達後の「運命の一劇」失敗時 | 5回分のモードを一括で再抽選。初回は天国が選択されやすい。 |
通常のAT「からくりサーカス」終了時は、このテーブルの再抽選は行われません。
例えば、5回分のテーブルの2番目である通常AでATに当選した場合、AT終了後はテーブルの3番目にセットされていたモード(例:通常B)へ移行します。そして、空いた5番目の枠のさらに次、6回目のモードが新たに抽選されるというサイクルを繰り返すのです。
この仕様により、CZやATの終了画面で先のモードを示唆することが可能になっています。
モードBの後はモードCに行きやすいのか?
多くのユーザーが抱く「モードBの後はモードCや天国に移行しやすいのか?」という疑問ですが、その傾向は確かに存在します。モードBは、次回以降に強力なモードへ移行することを示唆する役割を担っていると考えられるからです。
これは、前述した5回先まで決まっているモードテーブルの仕組みが関係しています。プログラム上、モードBが組み込まれているテーブルは、その次にモードCや天国が配置されている割合が高く設定されている可能性が高いです。
ただし、これはあくまで「期待できる」というレベルであり、必ずしもモードCや天国へ移行するわけではありません。
モードBの後に通常Aが選択される可能性も十分にありますので、過信は禁物です。しかし、モードB滞在が確認できた場合は、次のAT・CZ当選まで遊技を続ける価値があると言えるでしょう。
モードBの期待値は?天国移行も期待できる
モードBは、AT当選期待値の観点からも魅力的なモードです。最大天井は800Gと通常A・Cの1200Gより浅く設定されており、比較的少ない投資でAT・CZのチャンスを迎えられます。
モードBの主な特徴は、百の位が「奇数」のゲーム数(101~200G、301~400Gなど)がCZ当選のチャンスゾーンとなる点です。特に701~800Gのゾーンは選択率が約44%と非常に高くなっています。平均すると約550GでCZに当選するため、深すぎるハマりを避けやすい設計です。
前述の通り、次回は通常Cや天国への移行が期待できるため、たとえCZをスルーしてしまった場合でも、次の展開を見据えて遊技を続行する価値があります。CZ終了画面で「勝単体」が出現した場合はモードB滞在を示唆しており、立ち回りの重要な判断材料となります。
モードCの期待値は?AT当選が確定!
モードCは、規定ゲーム数での当選がAT直撃となるため、全てのモードの中で最も高い期待値を持ちます。CZ「機械仕掛けの神」を介さずにATへ突入するため、CZ失敗のリスクがなく、投資を抑えながらまとまった出玉を獲得する大きなチャンスとなるからです。
最大天井は1200Gと通常Aと同じですが、当選時の恩恵が「CZ」か「AT」かという点で天と地ほどの差があります。設定変更後は初回にこのモードCが選択されやすいため、朝イチ台は狙い目の一つと考えられます。
また、CZやATの終了画面で「しろがね単体」や「ピエロ」が出現した場合は、モードC滞在を示唆しています。もしこれらの示唆が出現し、現在のゲーム数がある程度進んでいる場合は、AT当選まで打ち切るのが非常に有効な戦略です。AT直撃という強力な恩恵を考慮すれば、天井覚悟で遊技を続ける価値は十分にあるでしょう。
モードCとは?AT直撃の恩恵がある激アツモード
モードCの最大の恩恵は、規定ゲーム数に到達した際に、成功率約55%のCZ「機械仕掛けの神」を経由せず、AT「からくりサーカス」へ直接当選する点にあります。この「AT直撃」という仕様が、モードCを特別な存在にしています。
通常Aや通常Bでは、規定ゲーム数で当選するのはあくまでCZであり、そこからさらに小役のヒキや展開に恵まれなければATにはたどり着けません。
しかしモードCに滞在していれば、そのハードルを一つ飛び越えて、初期差枚数150枚のATからスタートできるのです。
ゲーム数振り分けのチャンスゾーン自体は、百の位が偶数のゲーム数(201~300G、401~500Gなど)となり、通常Aと同じです。見た目上の挙動は通常Aと似ているため、ATに当選するまでモードCであると確信するのは難しいかもしれません。
だからこそ、後述する示唆演出を見逃さないことが、この強力なモードの恩恵を最大限に活かす鍵となります。
フリーズ発生時はモードCが確定か?
ロングフリーズの発生とモードCの滞在は、直接的な関係はありません。つまり、ロングフリーズが発生したからといって、モードCが確定するわけではないのです。
本機のロングフリーズ発生時の恩恵は、「AT当選+差枚数上乗せ特化ゾーン『極限無双』突入」です。これは非常に強力な恩恵ですが、通常時のモード移行抽選とは別のシステムで管理されています。
もちろん、たまたまモードCに滞在しているタイミングでロングフリーズを引く可能性はゼロではありません。
しかし、それはあくまで偶然の一致です。フリーズがモードCへの移行を誘発したり、モードC滞在がフリーズの発生率を上げたりするような相関関係はない、と理解しておくのが正確です。この点を混同しないよう注意しましょう。
からくりサーカス(スロット)でのモードの判別方法と示唆演出
モードの仕様を理解したら、次は実践でどのようにモードを判別していくかが重要になります。
ここでは、ゲーム数カウンターの色や前兆演出、そして最も重要な終了画面など、モードを見抜くための具体的なポイントを解説します。
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通常時のモード判別の重要ポイント
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前兆演出によるモード示唆のパターン
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必ず確認したいモード示唆画面の種類
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CZ終了時にPUSHで出るモード画面
通常時のモード判別の重要ポイント
通常時のモードを判別するには、いくつかのチェックポイントが存在します。これらを総合的に見ることで、現在の滞在モードを高い精度で推測することが可能になります。
ゾーンによるモード判別
最も基本的な判別要素は、CZに当選しやすいゲーム数、いわゆる「ゾーン」です。各モードでCZ当選の期待度が高いゲーム数が異なるため、どこで前兆が発生したかが大きなヒントになります。
ゲーム数 | 通常A・Cの期待度 | 通常Bの期待度 |
101~200G | 低 | 高 |
201~300G | 高 | 低 |
301~400G | 低 | 高 |
401~500G | 高 | 低 |
501~600G | 低 | 高 |
601~700G | 高 | 低 |
701~800G | 低 | 非常に高い |
このように、百の位が偶数のゲーム数で頻繁に前兆が発生すれば通常AかC、奇数のゲーム数で発生すれば通常Bの可能性が高いと判断できます。
液晶ゲーム数カウンターの色
通常、液晶右下のゲーム数カウンターは白色で表示されていますが、これが稀に紫色に変化することがあります。実践上、この紫文字が出現した場合は、100G以内の当選、つまり天国モード滞在が濃厚となる非常に強力な示唆です。見かけた際は、AT・CZ当選まで必ず続行しましょう。
AT・CZ終了後のステージ
ATやCZ終了後は、基本的に「仲町サーカス」ステージからスタートしますが、もし「邂逅の夜」ステージから始まった場合は、CZの本前兆を示唆しており、その後の展開に期待が持てます。
前兆演出によるモード示唆のパターン
規定ゲーム数到達が近づくと発生する前兆演出にも、モードを示唆するパターンが隠されています。
前兆ステージである「ぜひ演出」に突入すると、液晶の枠色が変化していきます。この色は「白 → 青 → 緑 → 赤 → レインボー」の順に期待度が高まるのが基本です。しかし、本機にはユニークな法則があり、枠色が「白」のままCZやAT当否をジャッジする演出へ発展した場合は、逆に成功期待度が非常に高くなります。
また、ゲーム数加算ゾーンである「懸糸傀儡演舞」中に「運命のアイコン」が出現することがあります。このアイコンはCZの本前兆が濃厚となるだけでなく、次回天国モード滞在も濃厚となる極めて強力な示唆です。見逃さないように注意が必要です。
モード示唆画面の種類に注目!
モード判別において最も重要なのが、CZ「機械仕掛けの神」や引き戻しゾーン「運命の一劇」などの終了画面です。
終了画面でPUSHボタンを押すと一枚絵が出現し、これが現在、そして未来のモードを示唆しています。
示唆内容は多岐にわたり、中にはその後の期待値が大幅にプラスになるものも存在します。以下に代表的な画面とその示唆内容をまとめました。
画面 | 示唆内容 | 機械割の目安 |
鳴海単体 | デフォルト | - |
勝単体 | 通常B示唆 | - |
しろがね単体 | 通常C示唆 | - |
コロンビーヌ | 次回天国濃厚 | - |
銀色の女神 | 次回 or 2回目が天国濃厚 | - |
ピエロ | 次回が通常C or 天国濃厚 | - |
3人集合 | 5回中、2回が天国濃厚 | 約108~111% |
腕 | 次回 or 2回目 or 3回目が天国濃厚 | 約104~107% |
リーゼ | 次回・2回目・3回目まで通常Aを否定 | 約105~108% |
フェイスレス | 5回中、3回が天国濃厚 | 約112~114% |
特に「3人集合」「腕」「リーゼ」「フェイスレス」の画面が出現した場合、示唆された区間内をすべて打ち切ることで機械割が100%を超えるため、即ヤメは厳禁です。
CZ終了時にPUSHで出るモード画面
前述の通り、CZ終了画面はモードを推測する上で最も重要な情報源です。しかし、この重要な示唆画面は、ただ待っているだけでは表示されません。必ず、遊技者自身が筐体のPUSHボタンを押す必要があります。
この操作を忘れてしまうと、次回天国濃厚や機械割114%といった非常に価値の高い情報をみすみす見逃してしまうことになります。特に、ATに当選せずCZが終了した後は、落胆からすぐに席を立ってしまいがちですが、一呼吸おいて必ずPUSHボタンを押す習慣をつけましょう。
この示唆画面が表示されるタイミングは、CZ「機械仕掛けの神」失敗後、引き戻しゾーン「幕間チャンス」失敗後、そして「運命の一劇」失敗後など、多岐にわたります。遊技をヤメる可能性のある全てのタイミングで、PUSH確認を徹底することが、期待値を最大限に引き出すための基本動作と言えます。
からくりサーカス(スロット)でのモードの基本特徴:総括
ここまで、パチスロ「からくりサーカス」の複雑なモードシステムについて、その仕組みから具体的な判別方法まで詳しく解説してきました。
この記事で紹介した知識は、あなたの立ち回りの精度を格段に向上させるはずです。最後に、本記事の重要なポイントをまとめます。
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通常時のモードは通常A・通常B・通常C・天国の4種類
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モードは内部的に現在を含め5回先まで一括で決定される
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モードテーブルの再抽選は設定変更時や上位AT後などに限られる
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モードB滞在後は通常Cや天国への移行に期待できる
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モードCは規定ゲーム数到達でAT直撃となる最強モード
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天国モードは100G以内のCZ当選が確定する
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上位AT終了後は約40%で天国モードへ移行する
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CZやATの終了画面は必ずPUSHボタンを押して確認する
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終了画面の「フェイスレス」は5回中3回天国濃厚で機械割114%
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「3人集合」や「リーゼ」など機械割100%超の示唆は続行必須
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ゾーンは通常A/Cが偶数G、通常Bが奇数Gと覚えておく
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液晶ゲーム数カウンターの「紫」文字は天国滞在濃厚のサイン
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マリオネット演舞中の「運命のアイコン」は次回天国濃厚
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ロングフリーズの恩恵とモードCは直接的な関係がない
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モード知識を活かすことで的確なヤメ時判断が可能になる